アトピーについて
友人知人の家族にアトピーに悩んでいる人が多く相談されるケースが多くなりました。そこで、某医科大学皮膚科の教授のセミナーに通ってアトピーとはどんな病気か現在の治療の実態はどうなのかなどについて勉強しました。
アレルギーに悩む家族が増えています
アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくといったアレルギーに悩む家族が増えています。アレルギーは体内でアレルギーを引き起こす「要因」が、身の周りの「アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)」に反応して起こります。
アレルギーの原因の一つとしてはっきりしていることはダニのアレルギーです。ダニの大部分は人間に無害であると言われていますが、実験によると、無菌のマウスをダニが生息する環境で飼育すると100%アレルギー抗原が出来るとのことです。
ダニは寿命が短くダニの死骸とダニの糞はカーペットなどにたまります。これがハウスダストとなって空気中を舞い、鼻やのどの粘膜、皮膚から侵入してアレルギー抗原となり体内に蓄積されてしまいます。
アレルギー抗原とアレルギー抗体
一度何らかの機会に抗原(原因)に接触したりすると体に抗体が作られます(これをIgE抗体といいます)。二度目に抗原に接すると抗体と結合して正常であれば発病しません。これを免疫といいます。しかし、アレルギーの場合はこの抗原と抗体が結合したものが、逆に体に対して悪影響を及ぼしアトピーとして発病するわけです。
アトピー性皮膚炎の患者さんは強いかゆみを覚えるため無意識に皮膚をかきむしり皮膚はとくに汚れやすくなり、皮膚のバリヤー機能がなくなり不治の病になる可能性があります。皮膚炎がひどくなり、専門医の診察を受けても必ずしも完治しないケースが多いようです。専門医といえどもアレルギーの原因を指摘するのは困難で、どうしても対処療法にならざるを得ません。現在、皮膚炎に劇的な効果があるのはステロド剤と言われるものですが、用い方を誤ると治らないばかりか、副作用に悩まねばならないことになり不治の病となります。
住環境とアトピー
アレルギー抗原がある限度を超えると発病すると考えられます。30年程前にはアトピー性皮膚炎はほとんどありませんでした。とするとその前と後では何がどう変化したのでしょうか?。 大きな変化を来したのは日本人の住宅環境です。高気密、高断熱と冷暖房完備が日本人の理想の住宅とばかり普及しましたが、これはダニにとっても最適な環境であるわけです。
住宅建築コストを抑えるためにリビングはコンパネ(耐水ベニヤ板)にカーペットを貼り付ける工法が流行したことが、現代のアトピー性皮膚炎の多発に大いに関係があると思われます。ジュウタンやカーペットは家ダニの繁殖の巣ですから、乳幼児の時期からカーペットの上で生活してきた日本人は少なからずアレルギー抗原を蓄積していると言えます。
竹フローリングが注目されています
アトピーで悩む家族は大変な苦労があり、食事や様ざまな民間療法を試みられるのですが、意外と関心が薄いのは、アトピー発症の根本原因といわれる住環境には無頓着な場合があります。
カーペットの部屋はどんなに掃除をしてもダニを根絶することは不可能だと言われています。カーペットをやめてフローリングにすれば良いと安易にリフォームするとダニの数は減少するでしょうが、新たな健康問題に悩むことがあります。それは粗悪なフローリングはシックハウスの原因となるからです。ホルムアルデヒトF☆☆☆☆相当のダニが住めない竹フローリングに改修するのがもっとも効果的だとカーペットや畳の部屋を竹フローリングにリフォームすることが今注目されています。